はじめに|今あえて、このカメラを手にした理由
最近はスマートフォンでも綺麗な写真が撮れる時代
だけど僕はやっぱりカメラというもので写真を撮るのが好き
今日はあえて古い一眼レフカメラ「Pentax K100D」を持ち出して森を歩いてきました

静かな林道を歩きながら、シャッターを切るたびに
「写真っていいな」
そんな気持ちにさせてくれるカメラです
Pentax K100Dというカメラについて
K100Dは今から19年前の2006年に発売されたPENTAX(ペンタックス)のエントリー向けデジタル一眼レフです
性能的(スペック)は・・
センサー | APS-Cサイズ CCD(有効610万画素) |
感度(ISO) | ISO 200〜3200(手動設定) |
手ぶれ補正 | ○(ボディ内手ぶれ補正)※当時は画期的 |
オートフォーカス | 11点測距(中央はクロスセンサー) |
液晶モニター | 2.5インチ(約21万ドット) |
連写性能 | 約2.8コマ/秒(JPEGで約5枚連続) |
記録メディア | SDカード(※SDHC非対応) |
電源 | 単3形電池 × 4本(ニッケル水素・エネループ対応) |
サイズ | 約129.5 × 92.5 × 70mm |
重さ | 約660g(電池・SDカード込み) |
当時の価格はボディ単体で約7万円前後
今では中古で数千円〜1万円代程度で手に入りCCDセンサーならではの色のりや質感を楽しめることから密かに再注目されている古い一眼レフカメラ
当時の一眼レフの中では小型軽量
手に馴染むちょうどよいサイズ感で散歩やスナップ向き
実際の使用感|AF・バッテリー・操作系
AFは現代のカメラと比べれば全然遅く正直に言えば迷うことも多いです
でも「撮るまでの時間」を楽しめる人にとってはそれすらも味になります
バッテリーは単三電池×4本という仕様
コンビニなんかでも気軽に買えて使えるのが嬉しい
でも僕はエネループを使ってます
何度も充電ができるし電池の持ちも全然こっちの方が持つ
このカメラを使う人にはおすすめです

操作系はシンプルで背面の十字キーやモードダイヤルだけでほとんどの設定が完結
メニューも昔のビデオゲームのようでどこか懐かしい気持ちにさせてくれます
背面のモニターはさすがに綺麗に映るとは言えない、なんとなく構図を確認して明るさを見る程度くらいにしか使えません
でもこのカメラはこれでいいんです
懐かしのCCD機|今どきのCMOSセンサーとの違いとは?
K100Dが搭載しているのは、CCD(電荷結合素子)というタイプのセンサー
今主流のCMOSセンサーとは構造や仕組みが異なります
ざっくり言うと、
📸 CCDは「ゆっくり、丁寧に光を描く」タイプ
📸 CMOSは「速くて柔軟、進化した描写」タイプ
CCDの特徴はどこか“フィルムっぽい質感”と“しっとりとした階調”
特に緑や青の出方が深くて味があり「記憶色」に近い雰囲気があります
一方で、CMOSは暗所に強く連写や高速AFにも対応できる万能タイプ
スマホも含めほとんどの現代のカメラがCMOSになっています
だからこそ、今あえてCCDを使うと
「何かが違う」
「見たまんまじゃない感じたままの色」
そう思わせてくれる魅力があるんです
RAW現像でもやっぱり違いはある
JPEG撮って出しじゃなくRAWで現像する僕のようなタイプでもやっぱりCCDとCMOSでは違いを感じます
CCDは撮った時点で“色に味”があって緑や青が少し濃く落ち着いた雰囲気が出やすい感じ
CMOSは自由度が高くて万能だけどCCDには「カメラが描いた世界」を感じさせてくれる魅力があると思う
今回使ったレンズ:SMC PENTAX-DA 50mm F1.8
今回のスナップではこのレンズを使用しました
というかこのレンズ付けっぱなしですw
とても軽くK100DとのバランスもよくF1.8の明るさで撮れるのでボケもしっかり楽しめる

「この小ささでこの描写?」と思えるほど、シャープさとボケ感のバランスが良いレンズ
開放付近ではややふわっとした写りになりますがそれが逆に“柔らかい雰囲気”を作ってくれます
森の中で感じた癒しの空間
森を歩いていると風の音木々のざわめきや鳥の囀り草の香り……
五感が少しずつ開いていくような気がします

「森林浴」を楽しみながらのスナップ
K100DのCCDセンサーが描き出す少しノスタルジックな色合いも森の雰囲気にぴったりだったように思います
作例写真
「春を感じる花」


バイクで走っていると途中でたくさんの黄色の花が咲いているところを見つけました
やっぱり花はいいね〜
「木漏れ日が差し込む道


木々と草が生い茂るしっとりとした道
原付のスーパーカブでここをゆっくりと走る
あ、ここいいなぁって思ったところで路肩にバイクを停めて森林浴をしながらカメラ(K100D)のシャッターを切る
天気は曇り
それでも薄い光が上から差し込んでる
曇り空の方が光が強くなくて撮りやすい
車通りも少なく鳥の囀りとしっとりとした緑が気持ちを落ちるかせてくれる
CCDセンサーだとしっとり感がすごく出る
「伐採された木々」

広場にたくさんの伐採された杉の木が積んでありました
あまり見ない風景なのでシャッターを切っておきました
これから木材として加工されるんでしょうね
住宅の木材として使われるのかな?
切った木の香りがいい匂い
「生い茂る木々とその奥の静けさ」



たくさんの木に囲まれた中を歩くのはいつ来てもいい
湿った草の上を歩きながらの森林浴
僕の住んでいるところは田舎なのでそばにこういう場所があるのは
「苔と小さな流れ」

微かに流れる水の音
岩についた苔と小さな流れ
この素敵な場所の雰囲気を伝えたい
そう思って撮った1枚
「楽しみな休日ランチ」

2時間半ほどのスナップを終えて家に帰ってのランチです
メニューは胡桃とチョコチップが入ったロールパン
それと最近よく食べるデザートのバナナとキウイフルーツ
飲み物は先日頂いた豆を挽いた珈琲です
このパンは僕のお気に入り
ボリュームがあって柔らかくチョコの甘さと胡桃のカリッとした食感がいい
味はもちろん最高です♪
美味しいパンと豆を挽いて淹れたてのブラックコーヒーが合わないわけないですよ
追加で・・
翌日(日曜日)のランチ写真

蜂蜜バターパンとチーズロール
休日ランチの定番
近所のベーカリーストーで買ったパンです
蜂蜜の香りとチーズの香りが最高♪
K100Dの写りもいい感じ
ボケが効いて立体感のある写真が撮れました
やっぱりこの単焦点レンズはいいなぁ
最後に|レトロ一眼レフだからこそ見つけられたもの
最新のカメラのような速さも精度もこのカメラにはありません
でもPentax K100Dには“ゆっくり写真と向き合う時間”があります
「あえて古いカメラを使ってみる」
そんな小さな選択が写真を撮る楽しさを改めて思い出させてくれます
CCDセンサーのしっとりした色合いも僕好み
もうかなり古い一眼レフですが写真を撮る楽しさはまだまだ現役
これからも使っていきたい僕の1台

最後まで読んでいただきましてありがとうございました
次回の更新をお楽しみに(^^)/
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